トップページ

介護にはコミニュケーションがとても大事です

体が不自由で言葉の会話がままならない方とでも体のアクション、顔の表情、言葉(口の動き)などでコミュニケーションがとる事が出来ます。

また会話が普通に出来て自分の思いを伝える事が出来る方とは言葉一つ一つがとても重要になってきます。元気の無い方にどうやって声をかけてよいものか?おむつを交換する際にどうやって声をかけたら良いものか悩んだ事はありませんか?

本サイトでは介護の際に知っておけば良かったという言葉を紹介しています。

知っておいて損はない言葉ばかりですので介護の際にお役立て下さい。尚介護の現場で働いていた立場で紹介しますので要介護者を利用者と呼ばせていただきます。

いつもと様子が違う利用者の気持ちを理解する

心の叫びに共感する

Mさんは70歳の男性で、特別養護老人ホームに入所して5年になります。車椅子の生活をしていますが、なんとか杖で歩けるようになりたいと意欲的にリハビリに取り組んでいます。 ある朝、寮母がいつも通り部屋に行ったところ、「もうお迎えが来てほしいなあ」と話し出しました。Mさんからそのような言葉を聞くのは初めてだったので、寮母は少し戸惑ってしまいました。しかし、何とか励まそうと「何をおっしゃっているのですか。いつも一生懸命リハビリに取り組んでいるMさんらしくないですね。そんなこと言わずに今日もがんばりましょう。」と言いました。するとMさんは寂しそうな笑顔をみせて黙ってしまいました。

<適切な言葉かけの例>

Mさんからそのような言葉を聞き、驚いてしまいました。Mさんに何かあったのではと心配になります。もしよかったら、もっとお話を聞かせてくださいますか。

 

「早くお迎えが来て欲しい」とか「死んだほうがましだ」などという言葉を聞くと、聞いたほうが不安になってしまいます。その話しぶりが深刻であればあるほど余計に不安になってしまいます。介護者の方がおろおろして落ち着かなくなってしまい、話題を変えようとか、何とかフォローしなければという心の動きが生じます。こういう時には心に余裕がなく、相手の気持ちが見えなくなってしまっています。そうすると、言葉やちょっとした仕草や表情の変化、話し方など心の叫びのサインを見逃してしまう可能性があります。「お迎えにきてほしい」というのは、決して本心からの言葉ではなく、そう思ってしまうほど苦しい、つらいという心の叫びとして理解する必要があります。「もっとお話を聞かせてください」という言葉かけは、利用者に対する関心を示していることにもなり、心の叫びに共感していこうとする気持ちを伝えています。

気持ちをくみ取る

Nさんは68歳の男性で、一人暮らしをしています。歩行に多少困難があり、普段は杖を使っています。ホームヘルパーを週1回利用するようになってから1年がたとうとしています。いつもは身だしなみもきちんとしていて、料理や洗濯などの時はヘルパーの手伝いもしてくれます。しかし、ある日ホームヘルパーが訪問すると、Nさんは床で寝ていましたが、服も周りも濡れていて、どうやら失禁しているようです。アルコールのにおいもしていて、ひとりで起き上がることもできません。ホームヘルパーはいつもと違うNさんの様子に驚いてしまいました。「何でこんなに飲んだのですか。しっかりしてください。臭くて仕方がないですよ。こんなに酔っ払ってはいけませんよ」と言ってしまいました。

<適切な言葉かけの例>

気分は大丈夫ですか。着替えをして、少し休んで酔いをさましましょうね。

 

ホームヘルパーが伺うようになって、関係がうまくいくようになると、お互いに慣れが出てくるものです。最初の頃は、ホームヘルパーに気を使ったり、遠慮していた利用者も、だんだん甘えがでたり、いままで見せなかった姿を見せるようになったりします。ある意味、それは利用者が自分のありのままの姿を見せてもいいとヘルパーを認めたことにもなります。その様子が驚いてしまうようなことであっても、まず利用者の気持ちを汲み取ってください。この場合も、Nさんを叱るのではなく、酔いつぶれてしまった事情や気持ちを汲んであげましょう。
ただ、今回のように訪問した時にいつもと違う事態が発生すると、ヘルパーひとりで対応しなければならず、心細い思いがします。特に体調の急変などの場合を考えると、緊急に連絡がとれる家族や病院などを予め聞いておく必要があります。また、体調の変化に対応するためには、適切な判断が求められます。日頃から、基礎的な知識や技術を身につけておくように心がけましょう。